日々の残像V〜北鎌倉篇〜

大森元気 web log vol.5 - since nov.2016

《振り返り編》金木犀の頃、源氏山への裏小道(おまけ:娘と渋谷デート)

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リアルタイムでは沈丁花が咲き始めてますが、振り返り編つづきです。初秋の頃。  

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僕のSNSによく登場する北鎌倉駅すぐ、山中稲荷の小さな路地。金木犀がいい匂いで咲いていました。

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この日は休日で、コンビニまで行く用事があったので娘を連れて散歩してみました。 

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用事を済ませ、遠回りのルートで散歩しながら戻ります。猫が近づいて来たかと思ったら––––

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すぐに背を向けて歩き出しました。

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ジブリならどこか魔法の国に連れて行かれそうなシチュエーションです。

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魔法の国というよりトトロ的な北鎌倉の散歩。やがて猫は民家に消えて行きました。 

 

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高台に来ました。向かいの尾根(おね)がすぐ近くに見えます。尾根と尾根のあいだの低い部分を谷戸(やと)とか谷津(やつ)と呼びます。ここは住所的には「山ノ内」ですが「瓜ヶ谷(うりがやつ)」という昔からの地名も普通に使われています。

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くねった急な石段で高台を一気に下りて行きます。鎌倉に限らずですが、神奈川県各所に坂の多い街があり、斜面に家々が建ち、そこに道や石段が作ってあるのを目にします。日々の生活も大変だし、それらを作ったときの苦労を想像すると気が遠くなりますねぇ、、

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通いなれたルートに一旦戻ったあと、再び遠回りの散歩へ。

瓜ヶ谷から源氏山へ向かうルートを検索すると平地が終わり上り坂になるあたりで二股に分かれますが、右方向、山と山に囲まれたルートに歩を進めます。

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このあたりは「昔おこもりが行われていた」という資料をネットで見つけました。「おこもり」とは何なのか調べてみると、神事的祈祷のため、もしくは祭りや雨ごいなどを何日にもわたり行うこと・そのために隔離生活をする場所のようです。広義では信仰的意味が薄れ、単に村人が集まって飲食をともにする場所としても呼ばれることもあるそうですが。

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この場所で具体的にどんなことが行なわれていたのかはネットの資料では判別しませんでしたが、数々の寺社がある鎌倉なので、何らかの神聖な場所だったのかもしれません。山に囲まれてぽっかりと現れる空間は、音の響き方や風の温度が変わり、時間が止まったような錯覚さえあります。舗装はされていても特別な雰囲気を感じることができます。

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この石段を登りきると、先ほど分かれ道で分れた車道に合流し、葛原岡神社の入り口に出ます。

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葛原岡神社・銭洗弁天へ向かう源氏山への入口。(この写真だけ過去の使いまわしです)

台風が近づいており、朝まで雨が降っていました。散歩をし、帰宅するとまもなく再び雨が。奇跡のような、とても気持ちのよい雨のやみ間でした。

【おまけ】
娘と散歩といえばこの2週間前、渋谷デートしました笑
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3人で出かけまして妻は友人の結婚式へ。短時間2人きりになったことは数回ありましたが、まとまった時間2人になるのは初めてでした。離乳食をあげたり、おむつを替えたりしながら、渋谷や代々木公園を散歩しましたよ。幸運なことに泣き出しもせず、そのうち眠ってくれました。 

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まだ起きてるとき。岡本太郎氏の絵の前で。