日々の残像V〜北鎌倉篇〜

大森元気 web log vol.5 - since nov.2016

鎌倉切通しの1つ“化粧坂”(けわいざか)と源氏山の隠れスポット

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◆源氏山の隠れスポット
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わりと家から近い源氏山。(よく紹介している葛原岡神社や、頼朝像、ハイキングコースも源氏山の敷地内です) 何度も訪れていますが、ひょんなことから隠れスポットを見つけました。

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f:id:kitakamadays:20180628123118j:plain「リアル“トトロ”の世界」とインスタに書きましたが、そんな感じですね。ただこのルートは観光用ではなく住民の方々の生活通路がメインかも知れません。探索の際は静かに通行を推奨です。


化粧坂(けわいざか)

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その隠れルートの近くになりますが、こちらは比較的有名な化粧坂(けわいざか)です。鎌倉七口のひとつ。

kamakura-guide.jp鎌倉七口は7つの切通しのこと。7つ以外にも切通しは各所にありますが三方を山に囲まれた鎌倉に特徴的な史跡ですね。舗装されている切通しもありますが、この化粧坂などは土や石の地面で当時の面影を垣間見ることができます。

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距離としては短いですが、雨後や日が暮れてからの通行は注意が必要です。

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名前の由来は諸説あるようです。以下wikiより抜粋。
・平家の大将の首を化粧し首実検したから
・この辺に遊女がいた
・「険しい坂」が変じたという説
・坂の上で商取引が盛んで「気和飛坂」
・木が多いので「木生え坂」など

wikiによればほとんどは後世の創作だそうです。

「化粧」を「ケショウ」と読むとそれは現在の意味の通りに「白粉でお化粧」の意味であるが、古くは「ケワイ」とも読み、その場合は「身だしなみを整える」と言う意味に使われる。

その意味からは「都市」=「ハレの場」に入る境で「身だしなみを整える」と言う意味で「ケワイ(化粧)坂」、つまりは「鎌倉中」への境界である坂との意味と考えるのが自然であると言う説がある。(「中世都市鎌倉の実像と境界」p178 五味文彦

鎌倉以外にも「化粧坂」という地名は各地にみられ、多くは中世国府守護所などの近葉に見られる。その伝承の中にも境界で「身だしなみを整える」と解釈出来るものがある。(出典:wikipedia

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以前紹介済みですが、源氏山公園の頼朝像。

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こちらもよく載せてますが源氏山内にある葛原岡神社からの展望スポット。

先日の記事で「♪芙蓉の花が咲きました~」というさだまさし氏の「追伸」という曲を紹介しましたが、やはり源氏山とくれば同氏の「縁切寺」が浮かびますね。
「♪源氏山から北鎌倉へ~」
さいころ親が聴いていた歌詞の土地に自分が移り住んで来たというのはなかなか不思議な気持ちです。 

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