日々の残像V〜北鎌倉篇〜

大森元気 web log vol.5 - since nov.2016

旅するように歌うのだ

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‪先日のライブで初披露した新曲「旅するように歌うのだ(仮)」をフルで公開しました。‬

live×remix ver.ということで、人数以上の音が聴こえてきますが、(よくあるリミックスではなくて、要はあとから音を加えてみたのです) それも面白がってもらえたらと。‪

よくあるメロディーだし、ひねりもない、おまけに「残像カフェ時代の作り方を再びやってみようか」と言っていたのとは逆の、年相応の歌だけど。

この歌詞は書いておかなきゃと。とても今の自分だなぁと。
この歌を書けてよかった。

でも自己満足ではなく、同世代のみんなにも共感してもらえそうな気がします。‬


音は重ねちゃってますが、サポート4人のアンサンブルありきのテイクだなぁと。音を重ねたことにも快く了承してくれました。早いとこ音源にしたいものです。このテイクは、その青写真みたいなものだと思います。 

大森元気「旅するように歌うのだ」1st live × remix ver.

旅するように歌うのだ(仮)

                   作詞・作曲 大森元気 2017.7

 

きみがくれた小さなメモを
ぼくは今でも持っているよ
前にもあとにも動けぬ日々に
そっと背中押してくれた


本当の場所を探していた
あちらこちら ふらつきながら
“まちのねずみといなかのねずみ”
ないものねだりのくりかえし

自分に何ができるのか
聴いてほしくて歌うのか
褒めてほしくて生きるのか
それで誰かに届くのか

春が来るたび焦るばかりで

うかれ踊る人たちは
みんな見つけた人なのか
春には秋の気持ちなど
分かるものかと眺めてた

糸の切れた凧のように
自由であることの怖さを知った
溺れながら 堕ちながら
ぼくはカタチを失くしてく

君がくれた小さなメモは
もう忘れてるだろうけど
僕の弱さを抱きしめた
そして背中を押したのだ

春が来るたび思い出せるよ

きみに会った きみに会った
もう二度とくり返すまい
春のセンチを吹き飛ばす
それは素敵な風だった

きみと紡ぐこの日々を

僕はなんと名付けよう
つまらぬ歌は歌うまい
闇に酔って歌うまい

春がすべてを塗りかえてゆく

きみにあげたものを数えて
もらったものにまだ届かない
ライフは短い 日々は速い
だから愛しくなるんだよ

そして歌が生まれたよ