日々の残像V〜北鎌倉篇〜

大森元気 web log vol.5 - since nov.2016

振り切るよりも今は包み込んでみよう

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5月の鎌倉molnさんでのライブはアコースティックバンド編成でした。フォークやカントリーの影響を盛り込み、たくさんハモって、そんなステージはすごく手応えがあって、ああやっぱりこういうの好きだし、得意だなあと思ったものです。

けれどそれを挟むように、4月と6月のライブではロックバンド編成でエレキギターを弾き倒して。そのときは、もうこれしかない!って感じでですね、もう血が沸き立つわけです。


どちらも自分の歌、歌うのも自分自身なのに、全然違うモードになります。ステージの様相も全然違うものに。以前ブログにも書いたのですが、そのどちらもが自分らしさだし、両極端に振り切っていくことにやりがいを覚えてずっとやって来ました。

けれど、果たしてそれでいいのかと。

1つのステージで両方を楽しめるステージを作ってみたら。それはワンマンのような長いライブでもない限り、確かに危険が伴います。やりたいことが見えにくくなるし、とっ散らかってしまうから。けれども。どちらかにぐぐぐと振り切れるのではなく、それを包み込む「中心線」とでも言うのかな、それをきちんと作ることができたら。それって要するに自分自身の中心線でもあるし、アーティストとしての魅力やキャラクターを1本化してそこから幹を太くしていくことにも繋がるのかなぁと。

そして。

それと連動ということでもないのだけど、明日のライブでは久しぶりの新曲を披露します。

先月6月の下北沢ガレージでのライブでは、残像カフェ時代の、しかも代表曲のみでセットリストを組んでみました。それはみんなに満足してもらえて大成功だったし、自分自身やりきった感があったのですが、だからこそ次がないような気もして、それでこれからの大森元気はどうなっていったら面白いかということを自分でも考えたし、メンバーと話したりもしました。

先日も書いたけど、とりあえず新曲作らないと始まらないというのは明白で。「昔みたいな作り方で」という試みはまだ形になっていないけれど、とにかく2曲カタチになりました。どちらも苦労して生み出しました。サポートメンバーながらバンドで作っていくのって久しぶりで、アイデアを絞りだし、様々な取捨選択をし、判断を下し、向き合って、大変だったけど楽しかったなあ。

それから、人気があるのにレア曲になってしまった曲や、今までバンドであまりやっていなかった好きな曲もいくつか演奏します。メンバーにとってはほとんどが初めての曲だし、その上、変更・修正連発で、本当ごめんなさいとありがとうの嵐です。

それらは、ただ単に珍しいからやろうってことではなくて、冒頭で書いたように、これからの世界観を描くために必要もしくは効果的に思えたので選曲しました。

これからの大森元気らしさを提示する第一歩となるような、そんなライブになると思います。まだ新曲は書き足りてないし、明日だってどこまで世界を描ききれるかわからないけれど、とにかく自分のなかではそういう位置づけなのです。

平日ですが、出番は最後。バンド編成ライブはしばらくありませんので(そこがもどかしいところなんですが、、なので)是非に、是非に来てもらいたいです。 

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2017.7.6(木)
三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON
「やわらかいおんがくのじかん」
【出演】
kirim / ond densen /大森元気(band set)
DJ:imazekiNG(KAMINARI WORKS)

★大森元気メンバー
gt/vo 大森元気 / ds Noriyuki Sugata / ba 熊谷東吾key みんみん / PSG 宮下広輔

【時間】open19:00/start19:30
【料金】adv.¥2800/door¥3300(1D別)
【ticket&info】
三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON http://www.grapefruit-moon.com/
大森元気メール(ourlifemusic@gmail.com)でも予約受付中

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