新春の鶴岡八幡宮、ちょっと不思議な鎌倉のバス
年末年始の交通制限
移住して初めて知ったのですが、年末年始の鎌倉は鶴岡八幡宮を中心に広範囲で交通規制が行なわれるのですね。下の地図の
・赤い部分→歩行者専用道路
・ピンク→路線バス・タクシー専用道路
・緑→車両通行制限(居住者・駐車場等をもつ事業者のみ)
という具合ですね。
鎌倉市公式HPより(現在は掲載終了)
そしてこの中心にある鶴岡八幡宮は、大晦日〜三が日は24時間参拝が出来ることも後から知りました。この期間約250万人もの人が訪れるとか。いやぁ、やはり鎌倉。観光地!という感じですね。北鎌倉も観光スポット多いですが渋めのところが多いので(笑)、すぐ隣ながら鎌倉に出ると全く違うなあ、観光地だなあと実感します。
さて交通規制が解除になった1/4、鶴岡八幡宮に行ってみることにしました。所用があり大船からバスで向かったのですが、乗るときに運転手さんに「かなり混んでいますよ」と言われました。それである程度覚悟はしていましたが、ここまでとは思いませんでした。境内の混み具合以前にまず道が大渋滞で、なかなか八幡宮に着かないのでした。
ちょっと不思議な江ノ島バス
大船から鶴岡八幡宮まで行く方法は電車+徒歩か、江ノ島バスがあります。どちらもだいたい15~20分くらいでしょうか。それがこの日は1時間以上かかりました。全部歩いた場合でも1時間程度らしいので、それと同じくらいの時間かかったことになります。たまにバスに乗ると楽しくてわくわくするので電車でなくバスを選んでしまったのですが、う~ん、よく考えるべきでしたね...。
ところで鎌倉のバスってちょっと不思議なんですよ。前ドアから乗るのですが、そのときに一人一人運転手さんに行き先を伝えて相応のお金を払うというシステム。
普通は前から乗るなら料金一律、逆に料金変動ならば後ろのドアから乗って整理券をもらい降りるときに支払う、そのどちらかがほとんどだと思うんですが。
不思議ですよね。この方法だと乗るときに嘘をついて遠くまで乗っていくことも可能ですよね(まあいないと思いますけど)。どうしてこんなシステムなんでしょう。でもそこにちょっと人間味があるような気がして好きでもあります。
江ノ電バスのほかに鎌倉には京急バスも走っていますがそっちはどうなんでしょうね。
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鶴岡八幡宮と梯子乗り
さて渋滞のあとは人の波です。三が日を過ぎ、カレンダー的には平日なので仕事始めの人も多いはずと高をくくっていましたが甘かった...。境内の出店ゾーンは人が往き来し、舞殿から本宮に続く広大なスペースは、一定距離ごとに係員さんがロープを張って、進んだらロープを上げて次のブロックの人が入れると。そうやって一度に人が押し寄せないようにしていました。
大型ディスプレイに何やら「生中継」と書いてあって、最初のうちは参拝客(つまり僕ら)を映していたのですが、そのうち「梯子乗り」が始まりました。出初式(でぞめしき)、小学生のころ田舎で観たなぁ。それ以来に見ました。
はしごの上でいろんな体勢でポーズを作っていきます。のぼる人も次々に交代していきます。
梯子乗りのお陰で待ち時間をわりと楽しんで過ごすことが出来ました。鶴岡八幡宮さん、さすがです。
階段まで来たらすぐでした。ただし立ち止まっての撮影は控えるよう言われました。振り返ればまっすぐのびる若宮大路とその先の海の絶景が広がっていたはずですが、振り返るのも忘れてしまいました(苦笑)。
源平池を回って出口へ
鶴岡八幡宮公式HPより
参拝後は、上の地図の右半分を回って正面出口へ向かいました。鶴岡八幡宮へは今まで何度も来ていますがいつも大きな参道を通って帰ってしまうので、意外にもこの周辺に来るのは初めてでした。たぶん、いつも旅の最後に来ることが多いので夕方になってしまうんですね。それでゆっくり回ったことがなかったなぁと。源平池ってこんなに広かったのですね。今回は出店や人混みで矢のように素通りしてしまったので、またゆっくり訪れたいと思いました。
疲れたのでコンビニで鎌倉ビール買ってベンチで一休みして帰りました。混み混みでしたが、観光地気分全開で、よかったことにします。でも来年からは落ち着くのを待って詣でるとにしようかな...。