むかご飯をつくる
夏のあいだ、庭のあちこにつる科の葉っぱが伸びまくっていて、油断するとすぐ別の植物に巻き付いてしまって手が付けられない程だったので抜くようにしていました。
その中のどれかはヤマノイモで、「むかご」が出来ることは、去年この家に入居したときに残骸をいくつか見つけたので知っていました。
「むかご」とは茎や葉が肥大化して実のようになったものの総称で、食材として単に「むかご」と呼ぶ場合、ヤマノイモやナガイモなど山芋類のむかごを指す言葉です。
僕はこの家に来てから知ったのですが、入居したとき妻が見つけて教えてくれました。実家でも採って食べていたそうです。
ただ、ヤマノイモ以外にも似た植物がこれでもかと生えてくるので、ある程度は抜いていかないとどうしようもなかったのです。見分けられたらよかったのだけど...。
それで秋もやってきてすっかり諦めていたのですが、冬も間近に迫った11月。庭木の剪定をしていたら偶然見つけたのでした。
別の場所では地面にたくさん落ちてました!
抜かなければもっとたくさん採れたはずですが、とりあえず今年はこれだけ。
むかご飯(めし)を作ります。
作り方は簡単でした。お米を炊くときに粉末のダシの素と、塩・醤油を少々入れて炊くだけ。(昆布もあったので入れてみました) 土鍋じゃなくてももちろんOKです。
出来ました!
大豆とも小豆とも違う、芋ともちがう食感。ほくほくして美味しかったです。採れた数が少なかったのでごはん1合分でしたが、葉っぱの形や付きかたをよく覚えておいて来年はもっと収穫したいなあ。いやしかし庭で勝手に採れるなんて、なんて贅沢なのでしょう。