日々の残像V〜北鎌倉篇〜

大森元気 web log vol.5 - since nov.2016

やわらかいおんがくのじかん@三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON

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「これからの大森元気を提示する第一歩的なライブとなります」なんて、大げさな告知をしていましたが、7/6、三軒茶屋Grapefruit Moon終了しました。お越し頂いた皆様、気にかけてくれた皆様、ありがとうございました。
★一番下にダイジェスト動画UPしてます!

f:id:kitakamadays:20170711225032j:plain写真提供:ふるんさん

2曲の新曲に加え、旧曲も新しいことだらけのセットリストでした。

ベスト盤にも入っている「朝」や「星祭り」ですがバンドでやったのはいつ以来でしょう。そしてアレンジをがらりと変えてみたーーというか 10年目にしてバンド初となった「海岸」など、本当に盛りだくさんでした。

1.センチメンタルの頃
2.朝
3.メランコリー(新曲)
4.海岸 -TANABATA Ver-(新アレンジ)
5.星祭り
6.白い夏
7.旅するように歌うのだ(新曲)

全体的に「メロウ」。
「静か」でも「暗い」でもなくて、「メロウ」。

「シティ前夜感」と勝手に言っているのですが、シティポップまではいかない、けれどコード感やリズムにはその片鱗がある。ある種の傾向・匂いがあるポップス。

自分だけの捉え方なのかも知れないけれど、僕のなかにはそんなシティ未満感の美学があって、それを2002年の1stのときはすごく意識してやっていました。はっぴいえんどや70年代のバンド達にかぶれていただけかも知れませんが。

その後、いろんな作品を作っていくうちに、シティ感とは離れたポップス〜ギターロックであったり、ソロ化して以降はフォークシンガー的弾き語りやフォークロック的な方向へ進んでいきました。それは賛同者もたくさんいたし、必要な変化だったと思ってはいますが...。

f:id:kitakamadays:20170711225241j:plain写真提供:なりきさん

先日のブログで書いたので割愛しますが、ここにきて大森元気が新しく進んでいくには、今回のライブは先月までの流れではダメで、そのためには新曲を何としても間に合わせたかったし、旧曲の選曲やアレンジもいつもと変えて、ひとつの世界観を作る必要があると思えたのです。

そう決めるずっと前にこのメンバーでやることは決まっていたから、タイミング的には奇跡的だったのかも知れません。自分+リズム隊に、鍵盤とペダルスチールがいる贅沢な編成。

当日の出音は歌に対してウワモノが小さめでしたが(PAさんは悪くなくてリハに出れなかった自分の責任です)、包み込むような音の波が幾重にも重なって、新しいイメージを形にすることが出来ました。「星祭り」なんて、まさに宇宙でした!


少しずつですが、ダイジェスト動画公開しました。↓


大森元気bandダイジェスト2017.76三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON


メロウな分、これまでのライブより地味に映ったかも知れないし、作りたての演奏は成熟していたとは言えなかったけれど、それでもいろんな人にお褒めの言葉をもらえたし、やっぱりいろいろと見えて、これからの「はじまり」になりました。

まだまだいろいろと描くものはある、手探りのこともたくさんあるし、曲だってもっと書かないといけないけど、このヒントをきちんと探求・成長させていきたいなと思っています。


来月弾き語りがあって、そのあとはライブ年内決まっていませんが、じっくりと、でも失速せずにつくっていこうと思います。新曲と、ずっと長引いてる音源制作が目下の優先事項かな。


◆next live
2017.8.6(日)
マルディグラ(自由が丘・東京)
"春生まれの子供たち~ライブ@夏の奥沢”
・春生まれの子供たち
  [うた/ギター:たけヒーロー, 鍵盤/うた:大塚やよい,
   ドラムス/うた:ばんどうたろう, ベース/バイオリン/うた山本草助]
・大森元気
18:00open/18:30start ¥2000(drink別)

残像カフェの古い盟友であるユーカリsoundtrackふじた君の自主企画に呼んでもらいました!久しぶりの弾き語りだし、そのあとはライブ空くと思いますので是非お越しください!