「めくるめく僕らの毎日」を愛たっぷりに紹介して頂きました
きのうの放送はインターネット、スマホ/携帯アプリ「radiko」のタイムフリー機能で1週間は聴けるみたいです。ぜひ聴いてもらいたいなと思います。
ネットまたはアプリ"radiko"にアクセス、
「タイムフリー」「BayFM78」「2017年5月9日」を選択、21時からの、「佐藤満春のON8+1」という番組です。残像カフェのくだりは21:35あたりから。
時間にして曲込みで10分もなかったと思うけれど、そのなかで、本当に好きでないと出来ないような話をね、ぎゅっと詰め込んでしてくれました。すごい伝わってきてじんわり感激しました。
佐藤満春さんが好きな曲を選曲して流すというコーナー。「この大森元気という男は」呼ばわりで、熱く語ってくれましたよ。
そうでした、ライブに来てくれただけでなく、どきどきキャンプのライブの幕間でずっと曲を使ってくれてたのでした。
2006年の春にリリースした「めくるめく僕らの毎日」。自分の歌が誰かのタイミングにバッチリはまって、多かれ少なかれ力になれたのだとしたら、それは本当に奇跡みたいに嬉しいことで。これからもそんな歌を書いていかなきゃなぁと想いを新たにしました。
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でも僕もあの曲をリリースした頃は本当に転換期で。迷いながら、惑わされながら、それを払拭しようとチャレンジしたり、強い言葉を探したりしていた時期でした。だからこそ同じように悩んでいた佐藤さんのタイミングとシンクロしたんじゃないかなと。
スリーピースとしての残像カフェはーー前にも書きましたがーー3人の個性のぶつかり合いで起こる化学反応が非常に独特で。うまい演奏とは別次元の凄味がありました。それだけにメンバーが脱退したときに、同じ編成で同等かそれ以上のものが出来る可能性は皆無、解散したほうがよかったのか本当に悩んだものでした。
だからあえて5人編成にし、サウンドも曲も歌詞も、今までやらなかった毛色のものを打ち出していきました。(この曲はあからさまな拓郎オマージュですが、その他にもソウルもどき、歌謡曲的なもの、四つ打ち、弾き語りmeets音響、叫びまじりの語りなどいろいろ挑戦(解放)したアルバムになりました)
それらは負け戦さの回避と同時に、今思えば勇気のいる大きな賭けでもあったと思う。賛否両論たくさんあったし、ファンも随分入れ替わりました。
だから、初期から聴いてくれていた佐藤さんが、人気のある初期の曲を選ばずに、この曲を選んでくれたことが、そして熱く語ってくれたことが本当に嬉しかったのです。
曲はなんとフルで流れたし、曲あとの短い秒数で、ダメ押しの「3月のシーン」「4月のことば」「白い夏」のタイトルも出してくれて、なんと愛に満ち溢れた数分間だったのだろうと、呆然とさえしました。ありがたいなぁ。。
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ツイッターにも書きましたが、あろうことか昨夜は同じタイミングで、15年来の仲間の訃報が飛び込んできて、嬉しさと悲しさが同時に来て気持ちは混乱していました。
けれども、この皮肉な偶然から無理やり意味を汲むならば、もう、本当に悔いなく生きてくしかないなと。一色君だけじゃない、まだ30代後半なのに毎年次々と仲間がいなくなっていく。次は我が身かも知れないし、生き残りゲームみたいでもう嫌だと書いたこともあったけれど、本当に悔いなく生きないとと。やりたいことはやり、とことん楽しみたい。
そして、あの頃対バンした戦友たち、聴いてくれた人達に向けて、音を鳴らし続けなければ。想い出の曲も、新しい曲も、やめずに歌い続けたいよ。そう改めて。
◆ライブ情報◆
2017.5.14(SUN)
鎌倉・moln[モルン] 鎌倉駅徒歩1分(線路沿い)
貸切り図書館45冊目
18:00open / 18:30start ¥2500(drink別)
出演:大森元気 / fishing with john (ツーマン)
※大森元気には、宮下広輔・くりすあすかが参加します。おすすめの本を紹介しながらのライブとなります。