日々の残像V〜北鎌倉篇〜

大森元気 web log vol.5 - since nov.2016

流れる風と憧れとフォークデュオと

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◆フォークデュオ結成!?
ライブ近づいて来たので練習の様子などを。疲れて放心中ですが(笑)

この日のリハはレンタルのエレキギターでしたが、ライブはアコギデュオでやります。世代的には団塊ジュニア世代ですが、フォークで育った僕。アコギは僕の原点なのです。

このたびそんな僕よりさらに1回り以上年下、23歳ながらフォークオタクという特異な(笑)青年を捕まえましたのでフォークデュオ実現することになりました。 


◆影響を受けたのは「風」のライブスタイル
僕にとってフォークデュオといえば「風」です。普段から常に聴いてるんですが、ここ1ヶ月位は毎日聴いてますね。公式リリースされているバンドアレンジのものもカッコいいのですが、当時の2人だけのライブ録音をネット上で聴くことができまして。これはアレンジされたものと別の魅力がありますね。


風 弾き語り スタジオライヴ 1976 08 28 大分放送ラジオ(OBS)

フォークファンの間では伝説となった長尺アドリブからの「はずれくじ」へのメドレー(メドレーなのか、長く自由なイントロなのか?)もここで聴けます。


◆動いているから風なのだ
話が逸れますが伊勢正三氏は90年代に休業から復活して以降、声や歌い方が変わってしまったとリスナーを驚かせ、一部(?)の人たちを落胆させることになりました。僕も昔の歌い方のほうが好きであることは認めざるを得ないけれども、常に探求し、移り変わっていく正やん先輩の生き様は昔も今も憧れであることには変わりありません。


伊勢正三 ALL TIME BEST ALBUM トレーラー映像

ついでに言わせてもらうと、90年代に突然声や歌い方が変わったのではなくて、アルバムを追っていくと若いころから常に変わって行っていたことがわかります。人気絶頂だった風時代のわずか4年の間でさえはっきり1回、細かく分析すると2〜4回は歌い方が変わっていますよ。80年代にはすでに今の歌い方の兆しが見えるし。そういう変化を聴き比べるのも興味深くて、すっかり虜です。同じ曲のセルフカバーや時代ごとのライブテイクを聴き比べたり。目(耳)が離せないのです。

このトレーラー動画を見てもわかるように本当にどんどん変わっていきますね。
「動いているから風なのだ」と本人も発言していました。(声というより音楽性についての発言だったかと思いますが)


◆フォークデュオの醍醐味
話を戻します。
僕はバンドや弾き語りでもそれぞれやりたいことやイメージはあるのですが、このデュオ編成――とくに風のライブ形式――というのは、ずっとチャレンジしたかった形でした。

”リズム”と”リード”という分担をはっきりせず、もちろんはっきりさせる箇所もありますが、そうかと思えば2本のアコギがアルペジオやスリーフィンガーで絡み合うサウンド。そしてセッション的な自由さ。

これまでにもビューティフルハミングバードのタバティや、D.W.ニコルズ健ちゃん、それから小川倫生さん等を迎えて曲単位では何度かやったことがありました。けれどワンステージとというのは初。さて、どうなることやら。楽しみです。のびのびと、フレキシブルにできたらいいな。

さらに!僕の持ち時間のラストにはシライリゾートオーケストラから数名呼んでセッション風にやりますのでそれもお楽しみに!

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◆ライブはあさってです!
10/8(日)
(連休なかび)
代々木barbara (旧boogaloo)
cabotte records presents ”新蕪音 vol.5”
【出演】
・yoji & his ghost band
・シライリゾートオーケストラ(京都)
・棚木竜介と図書館
・大森元気&ひらまつりょうた
・クララズ        (順不同)
【substage】
・シンムラテツヤ&ジョンとヨーコのアルゼンチンタンゴ
【時間】18:00 start
【料金】¥2500(D別)
【予約】各アーティスト、会場
【お問合せ】barbara http://www.yoyogi-barbara.jp/

大森元気、夏以来の(そして年内ラストかも?の)ライブが近づいてまいりました!京都の友人たちがやってきます!久しぶりの再会!そして迎える東京勢もつながりの深い面々。素敵な夜となることでしょう。3連休のなか日ですので、是非に!